SES(客先常駐)は辛い?SES会社の社長が実態をぶっちゃけます!

SESって辛いことが多いって聞くけど、実際どうなの?」、「SESで働いてて辛いけど、どうしたらいいのか悩んでいる…

上記のような疑問を抱えている方はいるのではないでしょうか?

結論、弊社で案件を担当してくれているエンジニアに聞くと、SES(客先常駐)は案件内容給与面人間関係などが主な理由で辛いと言ったことをよく聞きます。

本記事では、SESが辛いと言われる理由やSESのメリット・デメリット辛いと感じた際の対処法を詳しく解説しています!

「SESが辛い」、「今後どうすればいいか分からない…」などと思っている方は、ぜひご一読ください。

目次

そもそもSES(客先常駐)とは?

そもそもSESとは、システムエンジニアリングサービス(System Engineering Service)の略で、契約で定めた期間、クライアントに対してエンジニアの技術力や専門スキルを提供するサービスを指して使われます。

SESエンジニアは契約に基づき、契約したエンジニアはクライアント先で働くことになります。

指揮命令権がクライアント企業ではなく、SES企業にある点が特徴です。

SES、SIer、自社開発の違い

SESの他に似た単語で、「SIer」と「自社開発」があり、それぞれ働き方に違いがあります。

混同されがちでよく出る単語なので、正しく理解しましょう。

SES

SESは上記でも記載した通り、エンジニアが常駐先企業でシステム開発などのお仕事をすることを指します。

SIer

SIerはクライアントのシステム構築やシステム運用を請け負っている企業のことを指します。

SIerはシステム開発に加え運用、コンサルティングまで担当する点が特徴です。

自社開発

SIerはクライアントから依頼されるのに対し、自社開発は自社でシステムや商品の開発・運用保守を一貫して行うことを指します。

例えば、自社で在庫管理システムサービスを出したいとなった場合、開発・運用を一貫として自社内で完結させたときに自社開発と言えます。

SESが辛いと言われる5つの理由

SES(客先常駐)が辛いと言われる理由は、主に以下の5つです。

  • 給料が上がりにくい
  • 分からないことを聞きにくい環境
  • 休む場合は自社と常駐先の両方に調整しなければならない
  • 案件によってはスキルが向上しづらい傾向がある
  • 人間関係の構築を行う必要がある

SESがなぜ辛いのか5つの理由の詳細を更に見ていきましょう。

辛い原因を理解できると、対処法も具体的に考えられると思います。

給料が上がりにくい

1つ目の理由は、給料がそのままで上がりにくい傾向があります。

SESは多重の下請け構造になっている場合が多く、給料が業務量に見合っていない場合や、利益も大きな変動が無く給料も上がりにくいとされています。

また、最初の現場からいきなり給料が低い場合もあります。

SESのスタート平均年収は、大体250〜350万と言われていますが、弊社では個人のスキルに見合った年収を設定しているため、最初の年収が400万以上のエンジニアももちろんいます。

各個人のスキルに見合った、対応可能な案件の単価によって年収が決まり、弊社では案件のレベルも幅広く、豊富な量の案件がありますので年収アップも叶えることができます。

分からないことを聞きにくい環境

2つ目の理由は、分からないことを聞きにくい環境である場合があります。

人によっては、知り合ったばかりの人に疑問点や不明点を聞きにくかったりする方も多いと思います。

業務経験の浅いエンジニアの方は、分からないことが多く、不明点自体の区別や判断が難しくなります。

休む場合は自社と常駐先の両方に調整しなければならない

3つ目の理由は、休む場合は自社と常駐先の両方に確認して調整しなければならないことです。

体調を崩したり、有給を取得する場合は、自社のみに確認するだけではなく、常駐先のクライアントにも確認して調整する必要があります。

休みのみではなく、何か緊急の場合も常に自社と常駐先と連携しなければなりません。

案件によってはスキルが向上しづらい

4つ目の理由は、案件によってはスキルが向上しづらいことです。

常駐先のお仕事で、スキルアップに繋がるような案件ではない可能性が高いです。

例えば、未経験可能な現場に入った場合は、誰でもできるような未経験可能なお仕事を対応するため、次のステップに繋がりにくい内容がほとんどです。

現場を変えてもまた未経験現場の繰り返しとなる可能性がありますので注意が必要です。

人間関係の構築を行う必要がある

5つ目の理由は、人間関係の構築を行う必要があることです。

SESは現場が変わることが多く、変わる度にまた0から人間関係の構築を行う必要があります。

慣れてきた頃にまた現場が変わって、再スタートすることはかなりのストレスになりますよね。

エンジニアのお仕事以外にも人間関係の構築といったことも考える必要があるので、人によってはかなりの負担になります。

SESが辛いなと感じたときの対処法

SESが辛いなと感じた時は、主に下記3つの対処法を考えてみましょう。

  • SES現場の変更を検討する
  • 自身が独立やフリーランスとして働く
  • 転職して違う会社を検討する

3つの対処法について下記にて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

SES現場の変更を検討する

1つ目の対処法として、今のSES現場の変更を検討してみましょう。

自社へ今のSES現場を変えたいことを申し出ることによって、次の契約の更新に伴い、違う現場へ移動できる可能性があります。

SESは客先が合わなければ気軽に変更できることが強みでもあります。

ここで大事なのが、「なぜ客先と合わないのか」、「次の現場の理想は何か」など自己分析をすることが大事です。

自己分析をし、整理した上で自社へ相談してみましょう。

自身が独立やフリーランスとして働く

自身が独立やフリーランスとして働く場合、会社員を辞めることになります。

独立した場合は、エンジニアのこと以外に会社経営のことなど、フリーランスの場合は、案件や将来のことなどお仕事以外にも考えることがたくさんあります。

しかし、現在はフリーランス向けエージェントが多数存在するため、多少スキルが不安な方でも仕事を探すのにはそこまで苦労はしないと思います。

独立して働くことで、自分一人で仕事すれば良いため、人間関係でストレスを溜めることが少なくなります。

転職して違う会社を検討する

独立やフリーランスにも興味がなく、会社員を継続したい方は転職を検討してみましょう。

自社開発のSESなどもありますので、転職エージェントなどを利用して自分の理想とする会社に転職するのも1つの手段です。

今の時代は、1つの企業に拘らず転職がしやすい時代とも言えます。

SESとして働くメリット

辛い環境と言われているSESとして働く反面に、下記の3つのメリットもあります。

  • 多くの企業で様々な案件や業務を経験できる
  • 残業が少ない
  • 未経験でも働きやすい

SESは辛いこともありますが、メリットも複数ありますので、今後の働き方に活かせるでしょう。

多くの企業で様々な案件や業務を経験できる

1つ目のメリットは、常駐先が変わることがあり、それに伴い様々な企業で働くことができます。

また、企業によってお仕事内容も環境も違い、様々な案件にも関わることができ幅広く経験ができます。

今後の自分の価値を高めていくことができます。

残業が少ない

2つ目のメリットは残業が少ないことです。

SESは残業が全くないということでありませんが、SES企業は雇用元企業と労働時間について契約を締結しており、労働時間を長くすることが不可能となっています。

残業が少ないので、プライベートと両立することができます。

未経験でも働きやすい

3つ目のメリットは、未経験でも働きやすいことです。

経験者のみが常駐できるイメージが強いかと思いますが、案件によっては未経験でも常駐できることも少なくありません。

今はIT業界で人材不足になっているため、エンジニア未経験でも入社後に勉強しながらスキルを向上させることが可能です。

未経験だとSIer、自社開発などは厳しいので、SESから始めてみましょう。

ぜひ、自分で壁を作らずどんどん挑戦していきましょう。

SESとして働くデメリット

メリットを紹介しましたので、もちろんデメリットもあります。

SES社長がデメリットも正直に記載いたします。

  • 常駐先が変わり、1から人間関係の構築が必要
  • 環境の変化が著しい
  • 自社との関わりが薄くなる

メリットの反面、デメリットもあります。

デメリットも把握した上で、自分のビジョンを計画していきましょう。

常駐先が変わり、1から人間関係の構築が必要

1つ目のデメリットは、辛い理由でも挙げましたが、人間関係の構築が案件毎に必要になります。

常駐先で人間関係が構築できたと思えば、契約の更新で別の現場に行くことになり、改めて新しい人間関係を構築する必要があります。

環境の変化が著しい

2つ目のデメリットは、仮に自分に合った環境であったとしても、仕事を終え、また新しい環境での仕事がスタートすることになります。

SESは、大きく環境が変化することが当たり前と言われていますので、環境の変化が大きな負担となります。

自社との関わりが薄くなる

3つ目のデメリットは、自社との関わりが薄くなることです。

SESは基本的に常駐先に勤務するため、特別な理由がない限り雇用元の会社へ出勤することがありません。

熱意を持って入った企業なのに、関わりが薄いなと感じることがある場合があります。

SESはどこで働くかが大事です!

本記事では、客先常駐のSESが辛いといわれる理由についてご紹介し、SESとして働くメリットや辛いと感じた際の対処法などを解説しました。

SESは、給料が低い、人間関係の構築が難しいなどが原因で辛いと感じる方が多いです。

なるべくストレスフリーでお仕事するためには、SESエンジニアに寄り添ってくれる企業の元で働くことが大事だと思います!

弊社では未経験でも安心して学ぶことができる環境をご用意しております。

また、各エンジニアと定期的な面談を設けており、一人一人に寄り添い、その人に合ったキャリア形成をしています。

まずは、お気軽にお問い合わせください。

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