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SESとフリーランスはどっちがいい?給与や働き方の違いを徹底解説!
「SESとフリーランスってどちらがいいの?」、「SESとフリーランスって実際どう違うの?…」
上記のような疑問を抱えている方はいるのではないでしょうか?
近年では、高収入&柔軟な働き方ができるフリーランスを目指すエンジニアが増えてきました。
数年前までは、SESとフリーランスエンジニアを比較検討することはあまりありませんでしたが、エンジニアが案件を選べる制度や、高還元率、リモートワークなどの働きやすい環境があるホワイトSES企業があることも理由にSESへの印象が変わってきています。
本記事では、SESとフリーランスではぶっちゃけどちらが良いのか、SESからフリーランスになるメリット・デメリット、実際の給与などを詳しく解説しています!
SESとは?
SESとは(システムエンジニアリングサービス)の略で、委託契約の一種のことを指します。
主な内容としては、ソフトウエアやシステムの開発・保守・運用などの特定の業務に対して技術者を派遣する技術支援サービスを行います。
上記の内容を聞くと派遣契約と思う方もいるかもしれませんが、派遣契約とはまた異なります。
SES契約は、「準委任契約」と呼ばれる契約形態です。
SES契約は労働力に対して報酬が払われる契約なので、ソフトウエアやシステムの品質や、そもそも納品できたかどうかについての責任は負いません。
SES契約と似ているものとして派遣契約がありますが、派遣契約は労務管理や指揮命令の権利が派遣先の企業にあるのが特徴です。
SESとフリーランスエンジニアの違いは?
客先に常駐して働くITエンジニアには、SES企業に所属している場合と、フリーランスとして独立している場合があります。
それぞれの働き方にどのような違いがあるか、下記の4つの点から見てみましょう。
- 契約形態の違い
- 年収、単価の違い
- 社会保障の違い
- 税金処理などの違い
SESとフリーランスの違い①|契約形態の違い
SESはシステムの開発・保守・運用などの特定の業務を提供するサービスで、技術提供企業(システムエンジニアが所属するSES企業)とクライアント企業が交わしたSES契約に基づき、エンジニアがクライアントに常駐して業務を行うのが一般的です。
SESで働くエンジニアは、技術提供企業と雇用契約を交わしたSES企業の社員です。
勤務先はクライアントですが、給与の支払いなどの雇用管理は雇用主であるSES企業が行います。
一方でフリーランスエンジニアは、特定の企業などに雇用されず、個人で仕事を請け負うのが特徴です。
フリーランス本人もしくは、その代理人となるエージェント等がクライアントと業務委託契約を交わし、それに基づきフリーランスがクライアントに常駐して業務を行います。
フリーランスの多くは個人事業主であり、クライアントにもエージェントにも雇用されず、給与はクライアントが支払う場合が多いです。
SESとフリーランスの違い②|年収、単価の違い
SESとフリーランエンジニアには年収や単価の違いもあります。
客先常駐のシステムエンジニアの年収は、能力・経験・仕事内容・商流の深さなどにより大きく異なりますが、相場感としては下記の通りです。
- SESで働くエンジニアの年収相場:300万円〜800万円
- フリーランスエンジニアの年収相場:540万円〜1000万円
フリーランスエンジニアの年収相場の方が、SESで働くエンジニアよりも高めとなっています。
SESとフリーランスの違い③|社会保障の違い
SES企業で働くエンジニアは、会社員として社会保険(会社の健康保険と国民年金・厚生年金)に入り、雇用保険にも加入します。
SES企業で働くエンジニアは、社会保険のため保険料などの負担が少くなります。
フリーランスの場合は、自分で健康保険と国民年金に加入する必要があるので、全額自己負担となります。
家族がいる場合は、家族の分も全額自己負担をしなければなりません。
また、厚生年金に入れないので、会社員に比べ老後にもらえる年金額が少ないことも考慮しておきましょう。
SESとフリーランスの違い④|税金処理などの違い
SESで働くエンジニアは、会社が税金に関する手続きを代行してくれるため、副業をしない限り特に自分で行う手続きはありません。
一方フリーランスは、原則として一年に一回「確定申告」を行い、所得税等を自分で申告・納税する必要があります。
SESからフリーランスになった場合は、日々の取引帳簿を付けることと、確定申告では1年間の収支を取りまとめた申告書の作成と提出が義務となっています。
事務作業と必要最低限の税金に関する知識が必要になります。
SESで経験を積むとフリーランスで活躍しやすい!
現在は、SESで働くエンジニアも増えている中、SESからフリーランスエンジニアになる方も増えています。
IT人材が不足しており、フリーランスに転身しても案件が得やすい環境です。
フリーランスエンジニアになると、これ以上の報酬が得られる可能性があるため、収入アップを目指し、フリーランスに転身するエンジニアが多いと考えられます。
エンジニアのスキルや技術は経験で評価されます。
初学者でいきなりフリーランスエンジニアになることは現実的にはかなり難しいため、SESでエンジニアとして経験を積んだ後にフリーランスへ転身する流れが理想的な流れです。
実績を積むことが非常に重要で、スキルをアピールするための材料となります。
SESからフリーランスになるメリット
SESからフリーランスになるメリットとして、下記3つのメリットがあります。
それぞれについて解説します。
- 収入が上がりやすい
- 案件を選べる
- 業務の量を調整できる
SESからフリーランスになるメリット①|収入が上がりやすい
フリーランスのエンジニアになるメリットとして、SES企業に属していた時よりも収入が上がりやすいことがあります。
SES契約では、年収がそれほど上がらず昇給も限られています。
SESの業務は関わる企業が多く(商流が深く)、2次請け、3次請けといった企業がいくつも存在するため、その分報酬が少なくなります。
しかし、フリーランスエンジニアはクライアントと直で契約することができれば、報酬をそのまま受け取ることができます。
SESからフリーランスになるメリット②|案件を選べる
SESは、客先(案件)を選べないことがあります。
自分で選べないため、「やりたい仕事ができない」や「相性がよくないクライアントへ行かなければならない」などといった悩みが出てきます。
フリーランスエンジニアの場合は、自分でやりたい案件、客先を選ぶことができます。
SESからフリーランスエンジニアになった場合、客先との人間関係などのお悩みは解消されるメリットもあります。
SESからフリーランスになるメリット③|業務の量を調整できる
SESは案件量が決まっていたり、SES企業の中では副業禁止としているなどの規則がある反面、フリーランスエンジニアは案件を自由に選択できるため、自分のこなす業務の量も自由に調整することができます。
難易度の高い案件を選択して、更に収入UPを目指すことも可能であったり、スポットの案件を合間に入れてみたりすることが可能なのがフリーランスのメリットです。
ただし、案件対応をしばらくお休みして収入と信用が途絶えることもありますので注意が必要です。
SESからフリーランスになるデメリット
SESからフリーランスになるメリットとして、下記3つのメリットがあります。
それぞれについて解説します。
- 事務作業などをご自身で行う
- 収入が安定しない
- 必要であれば営業活動を行う
SESからフリーランスになるデメリット①|事務作業などをご自分で行う
SESからフリーランスエンジニアになった場合は、個人事業主のため、確定申告などは自分で行わなければなりません。
確定申告は日々の収支管理、事務作業、最低限の税金知識が必要となります。
さらに、国民健康保険や国民年金の手続きも行う必要があります。
SESのような会社員であれば全て会社が行ってくれる手続きを、フリーランスエンジニアは自分で手続きする必要があります。
SESからフリーランスになるデメリット②|収入が安定しない
SES企業は正社員のため、雇用も安定しており、決まった報酬が必ず支払われます。
しかし、フリーランスの場合は手がけた案件の量で収入が左右される場合が多いです。
そもそも、案件自体がなく仕事がない状況では無収入となります。
SESからフリーランスになった場合に、自分ができる案件があるのかが重要になります。
SESからフリーランスになるデメリット③|必要であれば営業活動を行う
SESは企業側に営業がいて案件を獲得してくる流れが多く自分で営業する必要はありませんが、フリーランスは、自分で案件を探す必要があります。
SESからフリーランスになっても営業を行わずお仕事が既にある場合は、営業活動は不要になりますが、お仕事がない場合はお仕事を獲得するためにも営業活動を行う必要があります。
自分が手一杯の時は、営業代行業者を使用することも視野に入れておきましょう。
SESからフリーランスになるポイント
SESからフリーランスエンジニアになるメリット・デメリットを含め、自身のキャリアを考えてみましょう。
SESからフリーランスエンジニアを目指す方のために、大事なポイントを下記にて記載します。
現在の職場を通じてスキルアップが望めない場合は、副業や転職などの選択肢も検討しましょう。
SESからフリーランスになるポイント①|SESでエンジニアの実績を積む
SES、フリーランスを含めエンジニアはスキルと経験を重要視されます。
深掘りしますと、SES、フリーランス含めエンジニアは案件を担当する上でも、スキルと経験をアピールするためには実務経験がとても重要になります。
下流工程の仕事はもちろん、上流工程の経験もあるとクライアントへのアピールポイントになり、希望にマッチした条件の良い案件の獲得に繋がります。
SESからフリーランスになるポイント②|ポートフォリオを作成する
実績経歴問わず、ポートフォリの有無を聞かれることが多いです。
必須ではありませんが、自分の希望する案件獲得のためには、ポートフォリオはあった方がおすすめです。
自分なりに考えた便利な検索アプリや、自分を紹介する1ページもののホームページを作成したり、簡単で良いのでわかりやすく見やすいものを作成してみましょう。
SESからフリーランスになるポイント③|フリーランスに備えた貯蓄
SESは安定していることがメリットになりますが、SESからフリーランス開始後、案件がまだ確定していない場合はもちろん収入が無く、思ったように案件も決まらない可能性もあります。
また、フリーランスエンジニアとして対応した案件が決まっている場合でも支払いが2ヶ月先になる可能性もあります。
その時に貯蓄があると、余裕を持った生活もでき安心できます。
SESからフリーランスになるポイント④|フリーランスとしてのプラン
SESからフリーランスになる場合、自分の向かう方向性を検討し目標を含めたプランを決めておきましょう。
また、ご自身のエンジニアとしての方向性の他に生活プランも計画性を持っておきましょう。
見込み収入と支出を算出して、安心して生活ができる準備が大事です。
特に、国民保険は大きな支出となりますので、注意が必要です。
自分の理想とするキャリアに合わせた選択をしましょう!
本記事では、SESとフリーランスはどちらが良いのかを解説しました。
フリーランスエンジニアを目指す方は多いかと思いますが、経験が浅い方はまずはSESで経験を積んで、フリーランスになることをおすすめします。
SES、フリーランスエンジニアでそれぞれメリット・デメリットがありますので、上記の内容を含めて自分に合ったキャリアプランを考えてみましょう。
高単価で、エンジニアに寄り添ってくれるホワイト企業を探して、貴重な自分の時間を大事にしましょう。
弊社では未経験でも安心して学ぶことができる環境をご用意しております。
また、各エンジニアと定期的な面談を設けており、一人一人に寄り添い、その人に合ったキャリア形成をしています。
まずは、お気軽にお問い合わせください。
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